2013年1月11日金曜日

【ボラレポ】カレー炊き出し 心は届いたかもしれない。カレーに載って。

日曜礼拝後のお知らせで、今回のボランティアのあることは聞いていましたが、まさか自分が行くとは思ってもいませんでした。
今までボランティアに行った人に対してはその思いや行動力には敬服の念をいだいていましたが自分が行くことなど考えたこともなく、先生に「行きませんか」と声をかけていただいて初めてボランティアに向き合い考えました。もし、先生の一言がなかったらこの貴重な経験は得られなかったでしょう。
 
当日は自分に何が出来るのだろう、自分が行く価値はあるのだろうかという不安とともに大宮を出発しました。
仙台からは迎えの車で2時間もの道のりを運転していただき目的地の南相馬に届けてもらいました。ボランティアに来ているのは我々ですが立場が逆になったようで複雑な思いでした。

現地に到着するとそんな思いも準備に追われているうちに忘れ、カレーを届けることに集中していきました。
この時初めて炊き出し用のカレーを見て驚きました。それは職人が作るようなカレーだったからです。外の掲示板には今回の炊き出しのお知らせが張ってあり「元カレー屋さんの牧師が作るカレー!」とあるのを見て2度びっくり。この時まで杉並教会の先生の経歴を知りませんでした。

炊き出し後は被災地の状況を案内していただきました。
だいぶ片付けられたとはいえ、津波に破壊されたままの堤防、家屋の基礎のコンクリさえ壊れてまともには残っていない。放射線の影響で戻ることは出来ない家、住めなくなった土地。
すべての財産をなくし、大切な人をなくした人々が、まさに今日カレーを受け取った人たちだったのです。もし自分が彼らの立場だったら・・・。どんなにつらいだろうか。その悲しさに耐えられるだろうか。未曾有の大災害で多くの被災者が出ているというのに第三者でいた自分を見つめました。

今日、多くの人がカレーを受け取ってくれました。来て良かった。今日の炊き出しをきっと楽しみに待っていてくれたのだと思います。心は届いたかもしれない。カレーに載って。

ボランティア 竹内(大宮シオン・ルーテル教会)