2011年4月17日日曜日

支援センターとなりびとレポート20110417

本日は鶴ヶ谷教会の鈴木翼と友人の小川牧さん、東京からボランティアで来られている星崎さん、佐々木さんという4人のメンバーで多賀城のボランティア活動に参加してきました。

〈1日のスケジュール〉
9:20仙台教会にて礼拝出席
10:30となりびと出発
11:10多賀城ボランティアセンター到着、登録、依頼のマッチング
11:40ボランティア活動開始
12:00お昼休み
12:50午後の活動再開
14:00活動終了
14:50多賀城ボランティアセンター到着、報告、解散

・今日は多賀城・大代1丁目にある個人宅の清掃を目的として活動しました。
・私たちは午前中から活動していたグループの増員部隊として活動しました。
・参加人数は最初からいた5人と後から来た私たち4人の合計9人で活動しました。
・ボランティアセンターで借りたものは角スコップ、鍬、一輪車、土嚢袋です。
・今回の活動は家の庭に堆積したヘドロをかいて土嚢袋につめて捨てるというものでした。
・ヘドロは一ヶ月たっているためにおいもひどく、固まってしまって地面となじんでしまって、掘り起こすのがかなり困難でした。
・ヘドロをある程度はかきだせたのですが、土嚢袋にも限りがあったため、できる範囲で行いました。

〈家主の方との会話・感想〉
今日ボランティアを行ったお宅の方に話をうかがったところ、有害な粉塵が危険視される中でも行政からマスク等が配布されることはないようでした。

家主の方はマスクをしていましたがそれは自前のもので、道をマスクをつけずに歩いている人もいました。



また、ボランティアセンターからの情報が少ないため、避難所から離れている人は情報が入ってこないということもおっしゃっていました。

できる範囲でプリントアウトした情報を配ってほしいとのことでした。

家を修理したくても大工さんは仮設住宅の建設にあたっているため、到底修理のめどが立たず、どうしても家に戻ってきている人よりも避難所の人の方が優遇されるようです。

聞き取りの調査は困難だと思いますが、今回のようにボランティアの泥かきをしながら話を聞くのは自然だと思いました。

聞き取りというものだと入りにくい感じはしますが、一緒に清掃活動をすることによって、初めて同じ立場に立って話ができた気がしました。

今回ボランティアに参加している人の中には、休みを利用してボランティア活動をしている福島の会社員の方もいました。

風評被害、原発問題…、震災による二次災害で苦しみながらも一生懸命に参加しておられる方もいます。

どうか避難している方に対しても、ボランティアとして働いている人に対しても、良い環境が与えられますように。


鶴ヶ谷教会・鈴木翼