2011年4月8日金曜日

岩手県社協からの情報

ルーテル学院の市川学長が、キリスト教社会福祉学会会員・岩手県立大学の先生や岩手県社会福祉協議会から現地の状況を確認されています。
次のようなことです。

・救援物資関係は、あるところには大量にあるのですが隅々まで行き渡っていないようです。
それは、行政や社協が手に負えないほどに広範囲な被災状況であるためと、通信手段が未だ復旧せずかつ移動手段の乗用車等が津波に呑まれ、沿岸部の地域住民は衣食住の確保が困難な状況にあるからです。行政や社協に行き着いた住民は、何とかなっております。そうでない住民が今大変な状況になっているようです。被災した住居に戻り生活している人たちの支援が必要とされています。

・特に大変なのは、岩手県の場合、陸前高田市、大槌町、宮古市田老地区、野田村、山田町。宮城県の場合は、気仙沼市や東松島市。

・県立大学の先生からは、これからの支援について次のようにありました。「一人になってしまった要介護者、障害者、子どもに対する対策を考えてみてはどうかと思います。この人たちは復興がなっても、仕事がないため生活にいずれ困る人たちです。こうした人たちの実態を把握し、この人たちに対して、関連施設や機関に繋げないか、と思っています。」

上は、ルーテル教会のこれからの支援を考える上で、参考になるかと思います。
また私たちの活動の必要に応じて、このような方々とのネットワークを生かしていくことができればよいと思います。
情報として流しますので、共有ください。

ルーテル学院 河田優