2011年4月23日土曜日

Lutheran World Information (LWI 2011-43)

LWFのニュースを翻訳していただきました。

LWF総幹事、日本のルーテル教会の支援を賞賛!
聖週の手紙でLWFからの祈りと支持を繰り返す

(LWI,ジュネーブ,2011.4.20)ルーテル世界連盟総幹事マルティン・ユンゲ牧師は、3月11日の地震と津波で被災した人々への支援を始めている日本のルーテル4教会への賞賛と支持を告げる聖週の手紙を送った。
 恐ろしい地震と津波による死者は日本の警察の発表によれば4月19日現在で1万4千人を超え、ほかに13660人が行方不明である。約14万人の人々が家を失ったり、原発の事故で退避させられて、避難生活を送っている。
 「この数週何度も私の思いと祈りとはあなたがたと共にあります。・・この聖週に私は、この災害にあった諸教会と、お国の人々の状況を特別に思ってこの手紙を書いています」とユンゲ牧師は4月19日の手紙で言っている。

 彼の手紙は、地震と津波の後共同で被災者支援を始めた、日本ルーテル支援対策本部(JLER)を組織した近畿福音ルーテル教会、日本福音ルーテル教会、日本ルーテル教団、西日本福音ルーテル教会の指導者たちに宛てられたものである。4月11日にこれらの4教会は仙台ルーテル支援センター「となりびと」を立ち上げ、仙台から救援物資の配布やボランティア支援のサポートを始めた。仙台はこの東北地方で大きな被害に遭った都市の一つである。
 ユンゲ牧師は、十字架の経験に関わる、聖週のために定められた聖書日課が、過去5週の日本の教会の置かれた状況と「特別の仕方で重なり合っている」と書いている。「あなたがたも逆らいようのない自然の力と災害から結果している無力と混乱の体験に意味を与えねばならなかったことでしょう」と末岡議長(近畿)、渡邉議長(JELC)、江本副議長(NRK)、佃議長(西日本)宛てに述べている。
 総幹事は4教会が共同で被災者に支援し、日本の他の諸教会と共同し、姉妹教会とも、ジュネーブ本部を通して世界のルーテル諸教会ともつながっていくことを促している。「エマオの途上への弟子たちと同じように、みなさんはお国を揺り動かしているこの困難なできごとのただ中で復活の主を認め、さらにこの混乱のただ中へと帰っていくことができるでしょう」と訴えた。