2011年5月23日月曜日

[鈴レポ]飯野川学童ボランティア

鶴ヶ谷教会の青年、鈴木たすくさんよりのレポートです。
鈴木さんは震災のためにに実施が危ぶまれていた教育実習が開始されることとなり、しばらくボランティアから離れます。よい学びと出会いに恵まれますように!
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5/22飯野川学童ボランティア報告
〈1日のスケジュール〉
8:00泉中央出発
9:40道の駅到着
10:10飯野川第一小学校到着、活動開始
17:10活動終了、飯野川第一小学校出発
19:10泉中央解散

・今回は大学を通してのボランティアで、教員4人を含めた10人で活動しました。
・泊まりがけで来ていた東北福祉大学の方々と合同で活動を行いました。
・子供が少なかったため午前中は支援された衣類の仕分けをし、午後は少し野球をしたりもしました。
・法務省の方々が避難所の運営をしてくれていました。
・東京からバプテスト派(?)の方々がボランティアに来てくれており、豚汁、焼肉、クレープといった食べ物を支援してくれていました。
・8/11に慰霊の意味で岩手・宮城・福島の沿岸部で同時に花火を打ち上げるプロジェクトがあるそうです。
・簡易な民謡コンサートが行われていました。
 

〈感想〉
何回かこの避難所に来ていた僕にとって避難所は見慣れた風景となりましたが、それでも他の避難所に比べて間仕切りが少ないということが印象的でした。
いくら同じ地域の仲がいい集まりだとは言っても、2ヶ月以上の共同生活で少なからずストレスはたまってきているだろうということが伺えました。

衣類の仕分けをしていても様々な洋服がありました。
新品のものをわざわざ提供してくれている人もいれば、洗濯すらしていないんじゃないかというような状態のひどい洋服もありました。
同じ「あげる」でも、使わないからと言ってゴミを捨てるかのように提供された物と避難されている人のために使ってほしいという思いを持って届けるのでは大違いだと思いました。
実際に状態のひどい物は残念ながら処分する形を取らざるを得ませんでした。

また、元気に遊んでいる子供がいる反面、トラウマによって外で遊べなくなってしまった子供もいるとのことでした。
子ども達にもまだまだ傷を負っている状態の子もいます。
1回の学童ボランティアは本当に些細なものであると思いますが、週末だけでも継続して活動を続けていくことで、長期的に良い支援ができればと思いました。