2011年7月19日火曜日

となりびとボラ110717大谷大漁歌い込みコンサート In 山形県・最上町

17日は気仙沼市の前浜地区のみなさんが山形で大漁唄い込みと言う芸能を公演するということで、同行してきました。

ルーテル教会救援が関わらせていただいている気仙沼市・本吉町前浜地区では古くから「大谷大漁唄い込み」という大漁を祝う伝統芸能が引き継がれてきています。

本吉町前浜地区に暮らす方々のアイデンティティーに深く刻み込まれている大漁唄い込みですが、その機材や衣装、太鼓等もすべて津波に飲み込まれてしまいました。

「自分たちのアイデンティティを取り戻すために、もう一度大漁唄い込みを歌いたい」そんな中で、今回は本吉町前浜と交流がある山形県・最上町の前森高原の「森の中の輪・和・笑コンサート」に前浜地区・清涼院避難所の方々が招待され、大漁唄い込みをご披露することになりました。

ルーテル教会救援では、スタッフの佐藤・遠藤も同行させていただくことに。

始まる前にリーダーの方から「普段は笑顔を心がける大漁唄い込みですが、今日は津波に対する怒りもぶつけた迫力のある舞台にしましょう!」とメッセージがありました。

その言葉どおり、ステージでは力強い男性の歌声と、女性の元気な踊りが繰り広げられ、会場を沸かせました。
スタッフ・遠藤も赤鉢巻と法被姿で旗振り係を務めました。

コンサート後は最上町のみなさんが準備してくださった打ち上げパーティー。みなさん、話が弾んで笑顔がはじけます。

まだ復興の第一歩を踏み始めたばかりですが、一日も早く笑顔のあふれる前浜に戻ることをお祈りしております。

ルーテル教会救援でも、地域再生の為のご支援を続けさせていただきます。

コミュニティセンター建設も踏まえて、こうした芸能も練習・披露できるような場所としてもコミュニティセンターが必要との声があります。
現在は他の地区のコミュニティセンターを借りて練習をしているそうです。
 スタッフ:佐藤・遠藤