2011年7月28日木曜日

[ボラレポ(第3回ボラバス)]微力ながらも

 第3回のボランティアバスパックに参加させていただきました。
 津波被害の瓦礫がそのままに残る東松島市の様子を見ながら、宮戸島で掃除、草取り、障子張りなどをしました。たいしたことは、何もできませんでしたが、私のような者でもボランティアとして迎えてくださった現地の皆様、企画してくださったスタッフの皆様に感謝しております。
 強く印象に残ったのは、地元の人達とのバーベキューです。
 鯨の刺身を知らなかった私に「牡鹿半島、鮎川の鯨は有名なんだ」と教えてくれて、真剣に復興への思いを語られたおじさん。宮戸島産のまだ名前のない焼酎の話。それから「漁師はカッパきて海に出てなきゃ、漁師じゃぁないよ。こんなことで負けてられないよ、頑張るよ」と切々と話してくれた漁師さん。
 自然の猛威の前で、自分の意志とは無関係にやってきた、どうにも抗いようもないこの状況を受け入れ、なんとか明日を生きようとしてらっしゃる気持ちを、ひしひしと感じました。「復興をお祈りしてます」の言葉しか出てこず、私のような無力な者に、一体何ができるのか、と。「頑張ってください」などと、他人事のような励ましの言葉ではない、適切な言葉はないものか、と。いつの日か、「あの頃は大変だったけど、ここまで復興できて良かったね」と笑える日がくるまで、微力ながらもみんなで応援していきたいな、と思いました。
 海苔工場が再開したら、みんなで宮戸の海苔を食べよう。いろんな形で応援の気持ちを届けよう。同じ日本に住み、同じ時を共有する者として、みんなで復興に向けて頑張ろうね!そんな気持ちになりました。
  津波は残酷です。沢山の瓦礫を残していきました。
 悲しみや、怒りや、今まで味わったことのない得体のしれない気持ちも、残していったことでしょう。津波がくるまでは、穏やかな美しい海だったでしょうに。被災地の皆様の1日もはやい、物心両面での復興をお祈り申し上げます。

主が共に歩んで下さいますように。

丸山(JELC三鷹教会)