2011年7月7日木曜日

東教区宣教フォーラムにて「祈りと支援金」奉献

JELC東教区宣教フォーラムの準備委員のみなさんより、以下の報告をいただきました。


●JELC東教区第18回宣教フォーラムで震災被災者と被災地を覚え「祈りと支援金」を奉献

今年の東教区 第18回宣教フォーラムは、東京池袋教会で7月2日(土)午前10時~午後16時、テーマ「主よ、憐れんで下さい。―祈りを力に」のもとに開催され、132名の参加者が集いました。
午前の部は聖餐礼拝と日本ルーテル神学校長の江藤直純牧師による深淵な「祈り」についての講演、午後は江藤牧師、震災被災地ボランティアに従事されている田園調布教会・杉本洋一牧師、祈りの証しをされた武蔵野教会・仲吉さんの3人のパネリストによるディスカッションを持ちました。全内容から一つの言葉「キリストの祈り」(とりなしの祈り)が浮かび上がってきました。


大きな困難に見舞われたとき私たちは祈ることさえできなくなりますが、その声にならない心の叫びを私たちに代わって共に祈ってくださっている方がおられる、私たちの人生はこのキリストの祈りによって支えられていることを学びました。
大柴教区長が「ルーテルとなりびと」は「つなぎびと」の役割もあると語られたのが象徴的でした。
物理的に距離を隔て、互いのことを知らなくても、この「キリストの祈り」に支えられて、被災地の方々と支援する人々や私たちも共に祈りを通じてつながることができる、と確認した一日でした。
フォーラム最後に、被災地と被災者の方々に向けて、参加者全員で「とりなしの祈り」を献げ「席上献金全額11万円余」がルーテル教会救援対策本部に手渡されました。S.D.G.. 


<祈り>
3月11日の東日本大震災によって、福島第一原発の被害、故郷を離れて避難している方々、漏れ出した放射能の不安の中にいる方々、その事故に立ち向かっている方々のために祈ります。
今なお、様々な困難に打ちひしがれている方々を、主よ、あなたのみ手を持って癒し、み心をその方々に向けて慰め励まして下さい。
会衆)主よ、聞いて下さい。

東日本大震災と津波の被害を受けて、避難を余儀なくされている方々、希望を失っている方々のために祈ります。
主よ、この方々の受けた悲しみは、私たちが想像もできないほど大きく、心や身体に受けた痛みは深いものであったことでしょう。主よ、これからの復興のときをあなたが見守り、携わる人々のその取り組みを祝福してください。
会衆)主よ、聞いて下さい。

大切な人を失った方々のために祈ります。主よ、家族や知人を失った方々と共にいて、その方々を力づけ、あなたのもとへ旅立った方々の魂をあなたのみ手のうちに受け止めてください。すべての人に一日も早く笑顔が戻ります様に。
会衆)主よ、聞いて下さい。

主よ、あなたの計画は私たちを時として戸惑わせますが、どうか私たちの信仰を強めて、そのすべてを感謝して受け入れ、あなたの導きに従う勇気を与えてください。
私たちに与えられた賜物をこの大災害の支援に用いることができますように。
これらの祈りをここに集まったすべての方々の祈りに併せて、尊きイエス・キリストのみ名によって献げます。

会衆)アーメン