2011年8月31日水曜日

[ボラレポ]持ちより 生き延びた方々との出会い

私は娘とともに、8月15日から18日にかけて震災ボランティアに参加しました。 
私も娘もボランティアから帰宅した翌日より、それぞれの職場で元気に仕事を続けています。というより、被災地の方々から元気をいただいて、より元気になって仕事を続けられているといった状態です。
たくさんの方々との出会いの中で、感ずるものが多くあり、今でも心の中の多くを占めています。

特に私たちが派遣された気仙沼の小さな漁村(前浜地区)の個人宅での避難所で、救援物資の虫に食われた米を選別する作業の中、お聞きした話しのいくつかが今でも心の中に残っています。

地震、津波が起こり、道路も鉄道も寸断された中で、自治会長をされている高台の菊池さん宅に100人近い人が避難されたそうです。10日以上も救援物資が届かない中で、残された家の中からみんなでさまざまな物をもちより、100人近い人の避難生活を支えることができたとのことです。幸いに井戸、大きなくど(かまど)、たきぎがあったということもありますが、まさに5つのパンと2匹の魚の少年のような場面そのものだったのでしょう。

帰りが近づくと、少し仕事にも慣れ、人とのつながりもやっとできた頃で、もっと居たいと思いました。

報道されているほど復興は全く進んでおらず、ボランティアを必要としていることがたくさんあります。また、私たちの義援金がルーテル教会救援を通して必要なものを必要な人へ届けていることを目の当たりにし、これからも精一杯ささげたいと強く思いました。また機会を作って、もっと長期間行かせていただきたいと思っています。

この働きに参加させていただき、本当にありがとうございました。

主にあって。

ボランティア 小山(姫路教会)