2011年11月21日月曜日

となりびと

ルーテルとなりびとだより

 主の御名を賛美いたします。
 
今日は聖霊降臨後最終主日でした。福音書はマタイによる福音書2531節から46節でした。ルーテルとなりびとが置かれている仙台教会でも藤井牧師により心に沁みる解き明かしがなされました。正しいとされた人々の行いに関して、信仰が先にあることについての解き明かしです。
 個人的に、わたしはこの聖書箇所は好きな箇所です。わたしの兄は重度の精神薄弱児でした。『小さな者』の一人でありました。この兄がわたしの前に現れたキリストであったと知ったときに、わたしはキリスト者になったのでした。
 ルーテルとなりびとの活動も信仰に基づくものであることを願います。被災地には『小さな者』が多くいます。『小さな者』はどういう者でしょうか。飢え、渇き、病気であり、また宿のない者のことでしょうか。わたしは思います。となりびとが、わたしの前に現れたキリストであると悟ったときに、それは『小さな者』になるのではないでしょうか。あらためて、これまでもそうであったように、これからも、信仰に基づいてルーテルとなりびとの活動が整えられるように願わずにはいられません。
 礼拝後、クリスマスツリーの飾りつけをおこないました。来週が楽しみですね。
仙台教会 長島慎二