2013年7月4日木曜日

【防災・減災教育】「今、東北に学ぶ「防災・減災」」@鵠沼めぐみルーテル教会 20130630

6月30日(日)は、日本ルーテル教団・鵠沼めぐみルーテル教会(神奈川県)の礼拝堂にて、東松島市から二組のご夫妻をお招きして「今、東北に学ぶ「防災・減災」」というタイトルで講演会が開催されました。運転手を兼ねて、スタッフSが同行。日本ルーテル教団牧師・JLER支援対策責任者の安藤先生のお話の後、スタッフSがとなりびとの活動について、簡単な報告も行いました。



東松島市在住の二組のご夫妻からは、震災の日の話、避難所での暮らしについて、仮設住宅での日々についてをそれぞれお話いただきました。

改めてあの日にあったことの大きさを感じるとともに、現在の仮設住居での暮らしについて「1年目はお互いに励まし合いながら、がんばろうと必死だった。二年目以降は、日々心がざわざわしている。それはいまも変わらない」とおっしゃられており、いまのボランティアに必要なことについて「寄り添いの心と聴く力」と「できるだけ長いスパンで」とおっしゃられていたのが印象的でした。

開始前・開始後はスタッフOが、被災地関連商品の販売を行いました。海苔を試食をしていただくと、そのおいしさで、あっという間に完売。東松島市の仮設で作られた手仕事品も、ポケットティッシュケースやしおりなどの実用品が、多くお手にとっていただけました。



報告会のあとは、幼稚園の教室に場所を変えて、より近い距離での質疑応答の時間です。


この日の報告会には教会員の方だけでなく、地域の自治会の会長さんなど、地域で防災活動に関わっていらっしゃる方も多数来場しておられ、鵠沼という場所が海から近いこともあり、質問も具体的で、熱のこもった質疑応答の時間となりました。


ロビーには被災地関連の資料やとなりびとの月報、そして「つるしびな」が飾られ、たくさんの方がメッセージを記してくださっていました。

こうした機会によって、今回の震災の教訓が多くの方に伝わり、「今度震災が起きた時には、私たちと同じような思いはしてほしくない」という被災地皆さんの思いが活かされることを願っています。同時に、まだまだ東日本大震災も過去のものではないこと、いま求められている「寄り添う心と聴く力」を持って活動していかなければ、と改めて感じました。(押)