先日、NHKスペシャルで以下の南三陸町の防災庁舎の特番が送されていました(NHK+で期間限定で見られます)のでご覧になったか方もお見えだと思います。
http://memory.ever.jp/tsunami/higeki_bosai-tyosya.html2025年3月18日火曜日
わかめ。20250315
2025年3月11日火曜日
震災から14年を覚えて。20250311
2025年1月16日木曜日
「となりびと」支援者訪問。20241118・19
明日で阪神淡路大震災から30年とります。当時、私は名古屋YMCAスタッフとして西宮YMCAでの支援活動に派遣され、全国からの支援物資の配布等を担当しました。また、焼け野原となった長田地区の光景は今でも忘れることはできません。
この阪神淡路大震災支援活動の年が後に「ボランティア元年」と呼ばれ、その後の東日本大震災のボランティア活動等に繋がっています。
その東日本大震災ルーテル教会救援「となりびと」の支援者の方々のところを1年ぶりに昨年の11月18日・19日に以下の通り訪問してて来ました。
《三遠地区使信 №1250》 「12年」 2023.3.12
昨日は、東日本大震災発生日です。震災の発生した2011年はうさぎ年、そして、今年、2023年もうさぎ年、つまり、今年は12回目の震災記念日となります。また、トルコ・シリア大地震では東日本大震災の2倍以上の5万人以上の方々が天に召されています。それぞれの被災地の方々を覚えて祈りたいと思います。
さて、私は、先月、3年ぶりに主日のお休みをいただき東京に出かけました。そして、今年1月8日の使信に記した神学生時代にお世話になった保谷教会の礼拝に20年ぶりに出席しました。今年はみのり教会が宣教70周年、岡崎教会が献堂70周年を迎えますが、保谷教会も今年の5月に70周年を迎えます。このような導きから、保谷教会の礼拝に出席することにしました。その礼拝の帰り道、東京滞在中にネットの新聞記事で見つけた、ドキュメント映画「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」*を鑑賞する機会を得ました。
石巻市立大川小学校は、東日本大震災後の津波により児童108名中74名(うち4人行方不明)・教員10名が天に召された学校で、海からは3.7km内陸に位置しており、津波は到達しないと思われていました。しかし、未曽有の地震による大津波は川を遡上し、学校を襲いました。その後、地震後大津波警報が発令され、町が避難を呼びかける中、50分間校庭にとどまり続けたこと、二次避難先が想定されておらずその場で議論を行ったこと、結果的に高い裏山ではなく「橋のたもとの小高い場所」への避難を決めたことなど、事前事後の不適切な対応を含め、多数の問題が明らかになり、子どもたちを失った保護者が、真実を明らかにするために最終的に裁判を起こしました。映画『生きる』は、その裁判までに至る経過と裁判中ののべ10年にわたる映像をまとめたドキュメンタリー映画です。
ルーテル「となりびと」では、この大川小学校のある地域の支援活動も行っていましたので、私は何度となくこの大川小学校を訪問しましたが、今回の映画を通して、知らなかった事実と疑問への回答を12年ぶりに得ることができました。
上映後、監督とプロデューサーによるトークショーが行われ、その中で、子連れで映画を鑑賞した一人の教員の方が映画についての感想をお話しされました。その方は、子どもを持つ親として、子どもを亡くした方の気持ちが痛いほど分かるとお話しされ後、感情が抑えられない様子で、次のように語られました。「でも、現場の先生方は本当に、本当に、毎日一生懸命働かれています・・・」
この大川小学校でも10名の教員の方が天に召されています。その方は、その10名の先生方も一生懸命、子どもたちの命を守ろうとされていのではないかと、訴えられていたように私には感じられました。
現在、大川小学校は震災遺構として整備され、一般公開されています。その目的は「犠牲者の慰霊・追悼の場とするとともに、震災被害の事実や、学校における事前防災と避難の重要性を伝えていくこと」と石巻震災遺構公式ホームページでは紹介されています。
*HP: https://ikiru-okawa みのり・岡崎 野口勝彦
2024年3月12日火曜日
2023年9月15日金曜日
20230809-12被災地訪問
8月9日から12日まで、4年ぶりに被災地の訪問を行いました。
震災から12年目の夏を迎えた被災地には、様々なインフラが整備されています。
そのインフラの一つに三陸沿岸道路(仙台~八戸359km)があります。この道路は復興道路として2021年12月28日に全線が開通しました。
今回はこの道路を利用し、仙台から八戸まで「となりびと」での支援者の方々や各地に整備された震災関連施設等を訪問してきました。
3.11伝承ロードhttp://www.thr.mlit.go.jp/shinsaidensho/
初日は、中部国際空港から仙台空港を経由して、仙台のホテルで、仮設団地での支援をされたご夫妻と再会しました。
翌日は、石巻市の河北町の復興公営住宅をまず訪問しました。主に海沿いの長面や雄勝の方々が住まわれている住宅です。
「つるしびな」支援を行った方のお宅で、テーブル一杯の地元の旬の食べ物をいただきました。復興公営住宅での生活も順調なようで、近くには、訪問日の翌日、セブンイレブンが開店しました。
その後、地元の支援者ご夫婦のお宅に向かいました。
その途中の山々には風力発電施設がご覧の通り整備されていました。
その後、ご夫婦の案内で今回の震災で最も多くの方が天に召された南浜の国営祈念公園https://ishinomakiminamihama-park.jp/を訪問しました。
この施設では、被災地の方々の様々なお話を聴くことができるようになっています。
施設の中で石巻の支援者の方から一冊の絵本を紹介していただきました。その絵本の名は「おさとうやま」。この名は、東松島市野蒜(のびる)地区の「おさとうやま」として地域内外に親しまれる里山のことです。この山は震災の12年前、地元の佐藤善文さんが購入し、いつ来るかも不明な災害に備えて整備された私設避難所です。震災前、周囲の人たちにとって、この避難所の整備は理解しにくいものでしたが、震災時の津波襲来時には70余人もの命を救いました。住民の命を救ったことで「佐藤山」の呼称に「御」が付き、国内外から多くの見学者が足を運ぶようになり、この絵本ができあがったのです。その佐藤さんのインタビュー映像を施設内で拝見しました。
その後、同じ南浜にある震災遺構「門脇小学校」https://www.ishinomakiikou.net/kadonowaki/を訪問しました。
この学校は震災時、津波後の火災で全焼した学校です。
また、全焼した教室や震災当日の生々しいラジオ放送なども聴くことができます。