2011年3月13日日曜日

ブラジルよりお祈り

ブラジル福音ルーテル教会(IECLB)
日系パロキア
サンパウロ教会牧師 徳弘浩隆牧師より

主にある
愛する姉妹兄弟・同労者の皆様


主の御名を賛美します。
そして、大きな地震・津波被害の苦しみの中にある日本の皆様に、お祈りとお見舞いを申し上げます。

■地震被害の知らせ
ブラジルでは、目覚めて朝の7時のTVニュース(日本時間の夜7時)をみて、驚きしばらく見入ってしまいました。
阪神淡路大震災や、スマトラ沖の地震と津波を思い出しましたし、それ以上の規模に驚き、心配をしていました。
あの時のように京都教会がボランティア本部になったり、インドやタイにボランティアに行ったようにはできず、今回は地球の反対側ですからもどかしい思いです。でも、それはきっと日本の皆様も同じことだと思います。
ブラジルのTV番組でも日本の地震のことが何度も何度も繰り返し報道されています。工事中の大工さんや荷物を運んでくれるブラジル人も、「パス トール、日本は大丈夫か? 祈ってるよ」と握手をしてくれます。

■ブラジルでできること
できることはなんだろうと思い、Twitterでしばらく情報収集したり、いろんな言葉で情報提供したりしました。いろんな国の1100人くらい の人が私の発言をフォロウしてくれています。
そして、海外にいる日本人や、日本のことを心配している人たちに、日本の生の情報を提供する窓口を作ろうと思い、私のブログにNHKやTBS、 NNNやミヤギテレビ、NHKラジオ、海外のニュース局の生放送が見れるようにしました。
http://mission-brasil.blogspot.com/2011/03/2terremoto-no-japao-noticias-ao-vivo.html
ブラジルでNHKを契約していない方も、これで日本の生放送を見て、現状をつぶ
さに知ることができたと喜ばれました。現在、世界中から200人ほ どの人が
私のブログを見てくれている様子です。

また、教会のゲストハウスに今世界一周旅行をしている青年がちょうど来ていましたが、彼も宮城の出身で心配していました。教会のインターネットを 使い、情報収集や連絡をしています。こんなサンパウロに滞在している日本人旅行者が、安価で快適なインターネット環境がなくて情報収集できずにも どかしい思いをしているかと思い、教会のインターネットWi-Fiを無料で提供し、ブログやTwitterでお知らせをしました。
そして、日曜日の礼拝を、日本の犠牲者のことや復興支援のための特別な礼拝にしようと思い立ち、その予定も教会のホームページやTwitterに 掲載しました。
http://mission-brasil.blogspot.com/2011/03/blog-post_12.html
すると、土曜日の夕方に、旅行中の青年がインターネットを見たといって教会を
訪ねてこられ、「何もできないので、祈りたいし、明日の礼拝にも来たい」とのことでした。旅行中の異国の地で、故郷や家族に手が届かず、何もできない気持ちが少しでもいやされればと思います。人数は少ないかもしれ ませんが、そんな祈りの礼拝にしたいと思っています。
皆様の上に、神様の祝福と癒しがありますように。