2011年3月27日日曜日

特別の祈り2~東北関東大震災被災者を覚えて


特別の祈り2~東北関東大震災(東日本大震災)被災者を覚えて
 
司式)私たちのうちにおられ、今も生きて働いてくださる神様。
   私たちは今、あなたの憐みと愛に信頼して全国の兄弟姉妹と共に祈りを捧げます。
   神様、3月11日の大地震によって多くの尊い命があなたの御もとに召されました。
   地震、津波で亡くなられた方々が神様の憐れみの御手の中にありますように
   また、大切な人を亡くした方々の悲しみをあなたが慰めてください。
会衆)主よ、聞いてください。

司式)このような大惨事において、難を逃れた多くの命にも感謝いたします。
   被災地では困難な生活が続いています。
   どうか、被災された方々の傷ついた心と体と生活が癒され、一日も早く立ち直ることができますように。
会衆)主よ、聞いてください。

司式)被災地に親族や友人、関係者が住んでいて、安否の確認がとれず、不安の内に過ごしておられる方々を憶えます。神様、どうかその方の不安と寄り添ってください。
   また、その不安な思いを分かち合い、祈り合う隣人をお与えください。
会衆)主よ、聞いてください。

司式)余震の続く中で救援活動をしておられるすべての方々をお守りください。
   また、自らも被災しながら、他者のために尽くす人々の姿に励まされています。
   どうか、日本中が力を合わせ、心を合わせてこの試練を乗り越えてゆくことができますように。
会衆)主よ、聞いてください。

司式)福島原子力発電所の事故が私たちの生活に様々な影響を及ぼしています。
   大地や水、空気が汚染され、そこに住む人々と生き物たちに深刻な影響を与えています。どうか、これ以上、被害が広がりませんように。多くの犠牲と痛みを経験した私たちが、このことを教訓にして、これからの日本のエネルギー政策の在り方を見直し、あなたから与えられた知恵を安全なエネルギーの開発に用いていくことができますように。
会衆)主よ、聞いてください。

司式)仙台・鶴ケ谷地区に、全国の教会から集められた救援物資が運ばれ、同時に牧師が派遣されました。
   現地の必要を汲み取り、素早く的確な援助をするための情報を集めることができますように。また、その安全をお守りください。
   そして、全国の教会の私たちが心を一つに合わせ、今、自分にできる最善のものを捧げ、支援を息長く続けていくことができますように。
   助け合うこと、つながることの大切さを学び、神の愛を体験することができますように。
言い尽くせぬ願いと祈りを、全国の教会の兄弟姉妹の祈りにあわせて、主イエス・キリストの御名によって祈ります。
会衆)アーメン。

2011327日 四旬節第3主日
日本福音ルーテル教会・東北関東大震災救援対策本部・北海道特別教区作成