4/27(水)塩釜倉庫荷物運び出しボランティア報告
9:00仙台駅出発
9:40塩釜倉庫到着、打ち合わせ
10:10作業開始
11:30昼休憩
13:00午後の作業開始
15:00作業終了
15:30塩釜倉庫出発
16:30仙台駅到着、解散
塩釜倉庫からの景色 |
・今日は東北学院大学のボランティア活動に参加しました。
・最初は8:30出発予定でしたが、遅刻者がいたため9:00出発になりました。
・参加したのは教員を含めて22名で、男6名、女13名と圧倒的に女性が多く参加していました。
・明治学院大学から2名、一緒にボランティア活動をしました。24~28日の間に仙台に来て、東北学院大学経由で多賀城の学童ボランティア、大学のボランティアステーション運営手伝いに参加するようです。
・気仙沼、南三陸、志津川方面のボランティアが足りず、宮城野区の対応も遅れているとのことです。
・午前の活動は男3人、女5人、教師2人の計10人で肥料が入ったダンボール(20キロ)の選別作業でした。使えるものとダンボールが破損したものを選別しながらコンテナに積む作業で、他のメンバーは米俵の積み荷作業をしていました。
・午後は男2人と従業員の方で、でんぷん粉が入った袋をフォークリフトを使用しながら移し替える作業をしました。20キロ×150袋=3トン分の袋を切りながら、中身を別の袋に移してきました。他メンバーは米俵の積み荷、肥料が入ったダンボールの選別作業をしました。
でんぷん粉を運び出しました |
塩釜倉庫 |
〈工場の方の話〉
・倉庫にはタイヤ(トラック用)1000個が津波で流され、元に戻したところで4/7の地震でまた崩れた。
・ライフラインが整った次の日に4/7の地震が来て、またライフラインが一時止まってしまったためショックは大きかった。
・従業員の車を高台に移動しようとしたが、だいぶ流されてしまった。
・タイヤ(普通車用)12000個が流され、最終的に3000個くらいになってしまった。
・新卒者は来ていないようだ。
・津波時は建物の屋上に避難した。
・軽自動車に7人乗って避難したりもした。
・津波で流される人、車に乗ったまま流される人もいたが、助けられないことに無念さを感じた。
・津波は下から突き上げてくるような感覚だった。
・水が引くまで2、3日かかった。
・倉庫にも津波被害のあるところないところで別れた。
・2つある事務所のうち片方が津波被害にあった。
〈多賀城の情報〉
・多賀城文化センターに避難している子供は10人くらいで、まだ東北学院大学で学童ボランティアを継続する予定(今後は放課後のフォローになる?)。
・多賀城は避難所の炊き出しが多く、糖尿病の恐れすら出てきているらしい(これは噂レベル…?)。
・SONYの会社は電気が使えず、ガスタービンで回している。
・多賀城は日に日にきれいになっており、各地で被災廃棄物の山ができている。
〈感想〉
今回の活動では昼食を提供されたりと特殊なものでした。
厳密に言えばボランティアとは言えないのかもしれません。
その辺りは教員から学生に注意を促すようにしていました。
従業員の方々はとても気さくでしたが、津波時の体験談は生々しく感じました。
大学でもボランティアに対しては試行錯誤していたようですが、教員はこのような体験を機にボランティアというものの意義をしっかり考えてほしいと言っていました。
自分の役割とは何か、被災者を傷つけてはいないか、自分の生活に影響が出ないか…ボランティアにとっては多くの考えるべきことがあると思います。
ゴールデンウイークにかけて多くのボランティア参加が見込まれます。
ボランティアを通して、少しでも多くの人が被災地から何かを感じ取ってくれればと思いました。