2011年4月13日水曜日

ボランティア報告(雄勝にて)

鈴木たすくさんよりのレポートです。
4月12日(火)は大学からの派遣で、宮城県北部の雄勝町での学習支援のボランティアをされたようです。
精力的にボランティアに取り組んでくださっています。
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雄勝町の被害状況

雄勝町の被害状況

4/12(火)東北学院大学でのボランティア活躍報告
7:40東北学院大学土樋キャンパス出発
9:45河北インターで降り、みちのえきで休憩
11:10雄勝町荒避難所到着
15:30活動終了、避難所出発
16:50みちのえきで休憩、報告
17:50みちのえき出発
19:40仙台駅到着、解散

・参加者は教員2名を含めた8名。
・避難所までの道にはまだ津波が来た痕跡が残っており、沼地のようになっているところがありました。
・荒避難所は個人宅に数世帯が集まって生活していました。
・子供は小学4年から高校1年まで10人おり、ちょうど男女5人ずつでした。
・活動は自己紹介、ドロケイ、野球の話、勉強、野球のバッティング、トランプ、UNO、プラモデル作りといったことをしました。
・17日にもう少し大きい避難所に移るそうです。
・避難所には発電機が設置してありました。
・水は山の水のようなものが流れていました。
・水、新聞紙などは自衛隊から届けられていました。
・海に面しているところは被害が出ていたが、山の方の高台はほとんど被害が出ていませんでした。
・女子生徒のニーズは洗顔フォーム、ファッション誌、靴下、辞書で、男子生徒のニーズはゲーム機(実現するのは困難?)、おかしでした。
・16日にも活動を予定していたのですが、17日に避難所を移るということで18日か19日に変更するようです。
・食料は来ているが、その日のお昼が焼き芋だということで、そこまで種類は充実していないのかもしれません。
・子供たちに問題集をあげたら喜んでいました。

〈感想〉
子供たちはすごく明るい様子だったのですが、ある兄弟の母親が近くの病院で働いている時に津波の犠牲になったと聞き、衝撃を受けました。
子供たちは避難所にいるのでそこは通りませんが、近くの浜辺にも瓦礫が流されてきているため、トラウマにならないか心配になりました。
今は小規模の避難所にいるためのびのびとやっていましたが、大きい避難所に移るということで、子供たちが生活しにくくなりはしないかということも不安です。
ただ子供たちから「勉強したい」、「泊まっていってもっと遊ぼう」という声があがったことは素直に嬉しく感じました。
子供にとっては大学生のお兄さん、お姉さんに勉強を見てもらったり、一緒に遊んでもらったりということで少しでも被害のことを忘れて、心のケアに繋がるのかもしれません。
大学でもこの活動は続けるようで、力仕事だけではなくても僕らが力になれることはあるのだと感じました。