聖公会との活動について
4月6日(水)釜石へ
釜石市の物資集積場へ物資の搬入 |
釜石市の救援物資集積場 |
釜石神愛幼児学園 |
聖公会との二回目の活動の報告が鈴木翼さん(鶴ヶ谷教会)より届きました。
東北学院の学友、庄子裕一さんと熱心に活動しています。
〈1日のスケジュール〉
7:00聖公会・仙台キリスト教会出発
11:10釜石神愛幼児学園到着、物資搬入
12:20釜石神愛幼児学園出発
12:30釜石市物資集積場到着、物資搬入
12:50釜石市物資集積場出発、市内の被災地視察
13:30釜石市出発
18:00聖公会・仙台キリスト教会到着、報告
18:40解散
〈概要〉
・ワゴン車2台で支援物資を輸送しました。
・参加者は6名。
・釜石市までは東和町まで高速道路を使い、遠野市を経由して向かいました。
・高速道路はかなり道がデコボコしていました。
・支援物資を運んでいたため、高速道路は無料でした。
・釜石市はライフラインの中では、ガスだけ回復していませんでした。
〈釜石神愛分児学園での活動〉
・釜石神愛分児学園は聖公会・釜石神愛教会の系列にある幼稚園だそうです。
・置いてきた物資は子供服、水、ガソリン、お菓子、長靴、マスク、ラップ、調味料(砂糖など)、消毒薬、ガスコンロなどです。
・途中の東和町のみちのえきで買った梅干し、味噌、干し柿も差し入れとして置いてきました。
・日本キリスト教団は新生釜石教会を拠点として活動しているそうです。
・教会、幼稚園共に近くの小学校に避難して無事だが、数日間親御さんが迎えに来れない園児がいたそうです。
・築80年という幼稚園の建物はそれほどダメージがなかったそうです。
・先週の土曜日に卒園式をしたが、入園児は決まらないそうです。
・機械が水に浸かったせいか、市役所もあまり機能していないそうです。
・世界一の堤防に津波が到達した時には10メートルほどの高さで、堤防を越えてからは8メートルほどの高さになったそうで、堤防のおかげで10分くらい波をおさえることができたそうです(理事長談)。
・釜石市は死者664人、行方不明600数人。・釜石市は遺体安置所が三箇所あるが、火葬は電気が通ってから始めたので間に合わず、遺体をトラックで内陸部まで運んでいるそうです。
・水は復旧するまで貯水池で何とかしのいでいたそうです。
・プロパンガスはガス会社が配給してくれていました。
・今後のニーズは絵本、米、カップめん、プロパンガス(予備)など。
・子供用のオムツは配給で入ってくるため、必要ないとのことでした。
〈釜石市の物資集積場での活動〉
・1つの敷地内に災害対策本部、ボランティアセンター、物資集積場などがまとまっていました。
・ガスコンロ、子供用オムツ、子供用衣類などといった幼稚園で必要とされなかった物資を置いてきました。
・クロネコヤマトの方々が物資集積に協力しており、かなりの数が集まっていました。
〈釜石市内の被災地を見て〉
・ボランティアセンターより西に行くと被害が一気に大きくなっていました。
・やはり高低差によって被害の大きさが違っていました。
・津波で巨大なタンカーまでもが打ち上げられていました。
・3、4階くらいまで波が来た痕跡のあるところもありました。
・車道ギリギリまで瓦礫が積み上げられていました。
打ち上げられたタンカー |
釜石市内の被害の様子 |