新入生たちとジュースとお菓子で歓談していたときのことでした。
ひとりの新入生が「先生、見てください」といって私に近寄り、
携帯電話の画面で動画を見せてくれました。
立派な家に津波が押し寄せ、2階にまで水があがり、
ついには、家が押し流されていきました。彼の気仙沼の自宅でした。
歓談の時間は、多くの学生が残り、地震の話しをお互いにしていました。
自宅が、津波で押し流された新入生は、笑顔で話してくれました。わたしのほうが、胸が詰まる思いでした。
携帯電話で撮影したものです。
「店舗再開しました。大変感謝してます。
宮古社協のありはら君より連絡がいきましたか。お客様がきましのでまた後で。」
とありました。
わたしは、宮古での彼の結婚式に行った思いでがあります。無くなった店舗跡で、トラックでの営業ですね。
どうぞ、祈ってください。
長島慎二