まず最初に、東日本大震災で被害にあわれた方、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
地震発生から約2ヶ月以上たちますがテレビから放映される被災地の現状に胸を痛めるばかりです。
そんな中、被災地に行きたいという思いが与えられ、GW中という限られた日数ですがボランティアに参加することができたことを感謝いたします。
普段の生活の中で、どこか遠い国で起こった出来事のように感じていた『東日本大震災』。実際に自分自身の目で見て、手で触れる…その中で感じたヘドロの重み、臭い。テレビからでは決して感じることができない感覚でした。
日本人が日本人を支えようとする姿を見て、イエスさまが『隣人を愛する』ということを教えてくださっているように思いました。短い日数では被災地の表面的な部分しか見ることができなかったと思いますが現地の果てしなく続く困難な状況とまたこれまで自分が日本の政治や経済に興味をもたなかったこと、『日本』という国を愛していなかったことに気づき恥ずかしく思いました。
大阪に帰り、街の風景を眺めた時に石巻の荒れ果てた風景が重なります。数日感過ごした私の心にさえ深く残っているのに、現地の子供たちにはどれほどの形で残っているのかと思うと胸が張り裂けそうなほど痛みます。
今回感じたことをただの経験や体験で終わらせたくないです。また必ず現地でボランティアがしたいと願うばかりです。数日間の間にたくさんのボランティアの方々と繋がり、ともに働くことができたこともわたしの中で大切なとなりびとひとりひとりとなりました。たくさんのお支え、お祈り、心から感謝します。
クラスの子供たちにも『命の尊さ』を伝えながら、日々過ごしています。
被災者の方々、ボランティアの方々、また影ながら支援されている方々の健康が今日も守られますように。
ありがとうございました。
大阪 天王寺教会付属
真生幼稚園教諭
澤田萌