2011年6月1日水曜日

被災された方々の火葬式


 東京都内で行われてきた、被災された方々の火葬式についてご報告いたします。

東京都大田区の臨海斎場では、4月28日から不定期に、主に宮城県で被災された方々のご遺体が火葬されました。都内3カ所の火葬場では、当初被災された方々の火葬に際しては、混乱 を避けるために宗教者の立ち会いは許可されませんでしたので、斎場によっては正門前の離れた場所に祭壇が設けられ、斎場外で宗教者の祈りが持たれたようです。
 
大田区の臨海斎場では大田区仏教会の方々のお骨折りもあって、区内の 宗教者で人数を制限した上、各宗派による斎場内での火葬式が認められました。東京都内の斎場で、3月末から5月末までのあいだに、被災地から運ばれ火葬されたご遺体は860体。うち116名の方々が臨海斎場で火葬されました。
 
この火葬式に立ち会ったキリスト教教職は、JELC3名、 NRK1名、救世軍3名、福音派1名、カトリック1名の計9名でした。仏式、神式、キリスト教式の祈りに、それぞれの宗教者が加わり、宗教の垣根を越えた祈りが捧げられました。出席した宗教者の名前はすべて芳名帳に記され、宮城県の担当者に託さ れたとのことです。5月末日をもちまして、東京都のご遺体の受け入れは終了いたしました。火葬式の様子がわかる写真を添付します。ご覧下さい。
報告者:田島靖則(日本福音ルーテル雪ヶ谷教会)