2011年7月13日水曜日

[ボラレポ(第3回ボラバス)]茜色の夕焼け空

 今回、参加させて頂き有難うございました。
 先ず、現地スタッフの皆様の日頃の活動に感謝致します。皆様の地道な活動が下地となって、現地の方々が短期間のボランティアを受け入れてくださっている事と思います。何かとご苦労があろうかと思いますが、息長く活動して頂きます様、お願い致します。
 おかげ様で、現地の海苔工場の方や漁師の方と少しだけでしたが、会話させて頂きました。海苔生産の機械は海水にやられてしまい、修理等を施さなければ生産再開出来ないというお話。震災当日に生産した海苔製品を見せて頂きもしました。海苔生産は早くて今年12月頃には再開予定。その頃に、もう一度来てはどうかとおっしゃって頂きました。又、海苔の採り方について詳しく教えて頂いたりもしました。今年12月から来春頃にかけての海苔作りが順調に行われます様に願ってやみません。

 海苔工場の清掃、周辺の草むしり、集会所への畳搬入、障子張りを手伝わせて貰いましたが、途中から合流してくださった聖公会の神学生の方々を主体とする10数名のメンバーのパワーが大変力強く感じられました。いわゆる協働作業は有意義な事であると思います。そして何よりも、現地の皆様のお心遣いには感謝、脱帽です。熱中症にならない様にと冷たい飲み物やアイス・キャンデー等をふるまって頂いたり、更に、鯨やマグロの刺身や野菜の天ぷら等を頂戴したり、本当に申し訳ない位、有難かったです。こうした皆様のもとに、震災前の日常が早く戻って来ます様に切にお祈り申上げます。
 海苔工場の前の漁港、入江の地盤が70センチ程度変動し、その為に、入江の水流が変化したとの事ですが、その上空の夕焼け、今まで見た事のない茜色の夕焼け空が非常に印象に残っています。
家合 直