2011年7月23日土曜日

[ボラレポ]苦しみと同時に希望の胎動

7/18(月)~7/22(金)、チーム岡崎の一員として参加させていただきました。
メンバーは、岡崎先生(荒島)、三保姉(荒島)、永田先生(西須磨)、岡部兄(津山)と、入江(姫路)です。多久和先生とは、ご一緒できなくて残念でした。

参加を申し込んだものの、とても不安でした。
「ルーテルとなりびと」としては継続的に関われるものの、私個人としては、いちげんさん的にしか関われないだろうし、体力に自信もなく、実は精神的にも不安がありました。
料理もできないし、私のようなものが現地に行って何をさせていただけるのだろうか、と、家族も心配しておりました。
しかし、心強い先生方や、優しい兄弟姉妹のおかげで、最後まで、無事に守られたことを神様に感謝しています。
チームの皆さんは私の体力に気を遣ってくださり、このメンバーと、ご一緒できて嬉しかったです。

現在は過渡期ということであり、間接的な仕事が多かったです。
それはそれで、大事な仕事であると思いました。
被災された方が農作業をするためのお手伝いであるとか、倉庫でのおむつの仕分け作業とか。全国から集まった物資を見るのも貴重な体験でした。
皆さんが泥かきに行っている間、私はボランティアセンターの受付をさせていただきました。これは、私にしか書けないので、そのことを重点的に報告します。
一緒に受付をした二人の同世代の女性も被災されたかたでした。
(もうひとり、となりびとのスタッフの女性も合わせて、4人で受付をしました)
あいている時間は、いろいろとおしゃべりを楽しみました。
「あのボランティアさんカッコイイね~」とか「私は『つなぎフェチ』」とか、女子トークに花を咲かせていました。

そんななかで・・・
3月11日、「あの日から一週間、化粧が落とせなかったー」と、おっしゃったのが妙にリアルでした。つまり、化粧落としが無かったわけです。コンビニもないわけですから、ふくだけコットンとかも買えなかったそうです。化粧は水だけでは落とせません。その水も冷たかったそうです。「化粧したままなので、吹き出物がいっぱい出て大変だった。県外から来る人に『毛抜き』を買ってきてもらった」とおっしゃっていました。

ガレキの山や、潰れた家、乗り上げた自動車を見るのもつらかったですが、私にとって、この何気ない会話が、とても心につきささりました。

それから力仕事も大変ですが、センターの事務作業も本当に大変だと思いました。

最後になりましたが、被災地では、苦しみと同時に希望の胎動も感じました。
これからも続けて祈ります。神様に感謝して報告を終わります。

ボランティア 入江有美(姫路教会)