2011年7月14日木曜日

ウィリアムス神学館の皆さんと田んぼ

石巻市・北上町橋浦では、自然農を行うKさんの田んぼや畑のお手伝いもさせていただいています。

Kさんは農薬や化学肥料を使わず、さらに田畑を耕さない方法をつかって、田んぼや鶏の飼育をしていらっしゃいました。
また、ホタルの舞う自然豊かな里山を次の世代に引き継いでいきたいという思いから、3年前から「新古里村ほたる会」という会も立ち上げ、ほたるの保護、ビオトープの作成、小学生とのほたる鑑賞会等を精力的に行っていらっしゃいました。

しかしながら、3月11日の震災でKさんのご自宅に被害はなかったものの、田んぼの一部は浸水。さらにほたる会のメンバーの皆さんも被災され、活動は一次休止状態に。

「今年はメンバーが被災してほたる会の活動がどうなるか分からないが、畑は余っているところがあるので、被災した方々のために利用してもらえれば」とお話を受け、少しずつですがKさんに教えていただきながら、田んぼや畑で作業をしております。

普段は石巻在住の被災者の方と農作業を行っていますが、この日はウィリアムス神学館の神学生10名、先生方2名の計12名で
田んぼの草取りを行いました。


美しい里山が残っています

初めての田んぼでの作業に皆真剣。  

今後Kさんの畑では東松山・震災ボランティアの会と、聖公会、ルーテル教会で協同して、大豆を育てていく予定です。
秋には石巻の皆さんと収穫祭や、味噌作りなどできたらいいなと考えています。