2011年9月5日月曜日

[ボラレポ]本当に助かる。ありがとう。

東日本大震災から半年近くが過ぎた先月末に、初めて震災ボランティアに参加することが出来ました。8月29日から9月1日の4日間の日程を取りましたが、行き帰りの移動に丸2日を費やしたため、実働は8月30、31日の2日間でした。

1日目の午前は田んぼの瓦礫集めでした。田んぼは私たちの食料生産の場です。感謝しながら働くことが出来ました。午後は幼稚園の草取りでした。幼稚園の子供達の姿にどれほど心が和んだことでしょう。2日目は被災された方のお宅の庭でした。そのお宅の方は終始「本当に助かる。ありがとう。」と言って、温かく友好的な姿で迎えてくれました。

ボランティア同士でも互いを気遣いながら良い関係を保つことが出来ました。人間同士の絆、そして共に生きていくということについて考える貴重な体験でした。

働きの後、破壊された被災地を見ることができました。16年前の阪神淡路大震災では焼失した街を目の当たりにしましたが、今回は大津波の破壊力の凄まじさを痛感しました。災害は本当に無慈悲です。相手を問わず容赦なく攻撃していきます。愛する人を失い、家を失い、仕事を失った被災者の方々を思うと痛恨の極みです。74名の児童のいのちが失われた大川小学校の前では涙が溢れて止まりませんでした。今はただ私たちの人間の無力さを思い知りつつ、自分に出来ることを行い、そして祈るだけです。

今回はわずか2日間の働きでしたが、これからも自分に何が出来るかを問い続けていこうと思っています。

現地では救援のスタッフの方々の被災地に対する深い思いやりも感じました。最後になりますが、私たちのためにいろいろとお世話をしてくださった救援のスタッフの方々に心より感謝を申し上げます。

どうか、主がすべてを導いてくださいますように。

ボランティア 森(吉野川教会)