2011年11月8日火曜日

中学生から届いた心

ボランティアに参加された中学校の教員をしておられる方が、その経験をまとめ、生徒さんたちにライブ朗読をして、お分ちくださいました。
自分の生活の場に戻られてからも出会う人の心を被災地とそこで暮らす方々に結ぶ働きに感謝して、中学生たちの感想を掲載させていただきます。
大塚先生、ありがとうございます。
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●特に大きな被害もなかった東京にいる私たちは、少しずつ震災のことを忘れかけてしまっている中、東北の皆さんは、復興に向けて歩み出している状況にあって、辛いのを見せず頑張っているのには胸を打たれました。今は無力な私だけど、いつか直接東北に行ってボランティアをして、皆さんを支えていける人になりたいと思いました。

●すぐにボランティアをやめてしまうのではなく、一気にたくさんの人が何かをするだけでもなく、細い何かの気持ちで長く長く、心の傷ついた人達を支えていかなければならないのだと改めて気付かされました。
今、何をするべきなのか、何ができるのか、を考え、自分にしかできない行動をすることが大切なのだと思いました。だからこそ、震災で亡くなってしまった人達の命も背負って、生きていくことが大事なんだと思います。

●もし行けたら、自分も今すぐ気仙沼に行ってボランティアをしたい。少しでも多くの笑顔を見たいし、震災前の生活を取り戻したいと思います。今は進路関係などで色々忙しいけれど、高校性になってからでもまだ遅くないと思うので、行きたい。しっかり今を生きたいです。

●津波のために、ある日突然、自分の持ち物や、人が、なくなってしまうということは、自分の生きてきて、自分の物として持っていたものや、自分を知っていてくれる人がいなくなり、生きていたということが曖昧になってしまうような悲しいことだと思いました。
テレビなどでは見ることのできない、被災地にいるボランティア側の人達の気持ちを垣間見ることができて、良かったと思います。

●津波で流されることで、今までに撮ってきた写真など、思い出の物が全部無くなってしまうということは、本当に辛いんだろうなと思います。
私のおじいちゃんやおばあちゃんが気仙沼に住んでいるので、私も手伝いに行きたいと思いました。人の役に立てることが、私にもできるんだと勇気がわきました。