前浜おらほのとっておき、二日目です。この日は椿油の圧搾からはじまりました。この圧搾機がルーテルが支援させていただいたものです。以前は実を蒸してから、圧搾機にかけていたそうですが、圧搾機がグレードアップしてしまい、蒸す作業が必要なくなってしまいました。手作りで蒸し器も作っていたので、少し残念そうな浜の皆様・・・。
集会所の中では、震災以前の写真や、昔の写真、震災後交流のあった山形県最上町との交流の様子、流されなかった作品などが展示してあります。
ルーテルも、スタッフ佐藤が以前いた栃木県那須の非電化工房について、紹介させていただきました。
昼は、レンタカーの回収に気仙沼市街地を通って、リバーサイ春圃へ。気仙沼市街地は、まだ震災の傷跡が生々しいです。
この日は「気仙沼復興屋台村」のプレオープン日。お昼はそこで温かいうどんをいただきました。冠水地域にある屋台村。震災の中で立ち上がろうとする力強さを感じました。
浜に戻り、前日スタッフKとHが火入れに参加した野焼き会場へ。割れてしまったものもありますが、素敵な作品がいろいろ焼きあがっていました。うまくできた作品は、集会所の展示会場へ。スタッフ一同、手土産の花瓶もいただいてしまいました。
夜は講演会と懇親会。講演会は「”絆”とは何か」と題し、震災後、コミュニティで大切なこと、大漁唄いこみを題材に、前浜の精神性や自然の原風景に迫る、とても充実した時間でした。震災前のお祭りの様子のスライドショーも上映され、コミュニティのみんなで痛みを分かち合い、そして前に進もうという、とても感動的な会でもありました。ともに生きていくこと、ということの意味を感じるひとときでした