気仙沼市本吉町の前浜。KEPPAPPEでもおなじみの地域です。前浜で長年開催されていた「おらほのとっておき」祭り。地域の皆さんが、手作り品や特技を持ち寄って開催する、地域の文化祭です。今年は3月の末に開催が予定されていました。
その直前に来た地震、そして津波。
作り溜めた作品も、開催するはずだった場所も、仲間も、流されてしまいました。
浜の元気のために、これからの前浜のためにと、震災支援をしながら、開催をめざして進んで来た「おらほのとっておき」実行委員会の皆さん。その成果が実り、11月23日〜27日、「前浜おらほのとっておき 2011」が無事開催されました。
ルーテルスタッフも、総出で参加。初日23日は、スタッフ2名が「野焼き」プログラムに参加し、陶芸家岩村さんの作品を1日かけて焼きました。流されてしまったお宅の跡地に釜を作り、火入れ。写真のように豪快な焼き物作りです。
いきなり熱い温度では割れてしまうため、じっくりと時間をかけて徐々に火力を強めていきました。出来上がりが楽しみです。この日はほかに、地元の方の”とっておきの昔話・自慢話”を題材にしたお茶飲み座談会。懇親会には、歌手の方の飛び入りもありました。
今日のにぎやかさが明日の元気につながるという前浜の皆さん。お祭りは4日間続きます。