2012年3月7日水曜日

となりびと報告120306仮設の方々への言葉

 お花をお渡ししたときの伊藤牧師の言葉。
「まもなく3・11がやってきますね。この1年、わたしたち何もできませんでした。今日は広島の方々がつくってくださったお花をお持ちしました。祈りのときにそっと添えていただければと思いまして。どうかお体を大切になさって元気でいてください」
 私たちはお花をお配りするとき「3・11」を言っていいのか悩みました。ここは大川地区、雄勝地区の方々が多い仮設です。お子様、お孫さまを亡くされた方々もたくさんおられます。それを思い出させるのではないかと。これまでも神様のみ言葉とともに活動してきました。それに支えられてやっぱり心を伝えることにしました。みなさん暖かく迎えてくださいました。「何もできませんでした」「広島から届きました」「お祈りのそばに」「お元気で」。3・11に、となりびとは祈りで寄り添う。私たちはそれができる賜物を神様からいただいています。
 ルーテル救援活動として派遣された伊藤牧師と立野はこれで一区切りを迎えました。4月から野口牧師が派遣されます。新しい体制の中で支援活動は継続していきます。お支えくださった方々に感謝します。(立野)