2012年4月10日火曜日

[ボラレポ]再び、石巻へ


昨年7月末に一週間個人の家屋の泥だし、片づけのボランティアをさせていただき、その後は石巻がぐっと近く私の心に入ってきました。いつかまた機会を作って、行ってみようと今回2回目の石巻行きでした。

今回のボランティアの内容は仮設住宅での”お茶っこサロン”のお手伝いでした。チラシ配り、声かけ、音楽による歌唱、体操、おしゃべりというものでした。

17年前の阪神淡路大震災以来、心のケアの重要性が望まれる中、兵庫県は県認定の音楽療法士を養成してきました。私も認定を受け、仮設住宅、復興住宅、施設での音楽療法を実践してきました。
その中で、音楽が持つ力の大きさを体験しました。”人は音楽によってその心を豊かにし、励まされることがある”ということを。

今回は神戸での経験が活かされるかとても不安がありましたが、逆に仮設住宅の皆さんの歌声から私の方が元気をいただいてきました。

また、お茶を飲みながらのおしゃべりは月一回、社ルーテル教会の大橋牧師が主宰されている”傾聴講座”の講習を受けていたことが大変、役に立ちました。援助する者は自分の精神状態をできるだけ健康に保ち、なんでもかんでも簡単にわかろうとはせず、寄り添い、相手の一言一言に忠実に向かい合っていきたいと思いました。

震災以前は仮設住宅の皆さんは漁業、農業、かん詰工場でのパートなど体を動かしていたばかりで”今は特に体を使うこともなくて、 早く働きたい”とおしゃっていました。今後、ボランティア支援は地元の方が自らリーダーになり、体を使った作業、事業などを立ち上げる、そのための援助が必要ではないかと思いました。

野口牧師、スタッフの佐藤さんはじめ多くの方にお世話になりありがとうございました。
これからも石巻の応援を続けていきたいと思います。

ボランティア 外山(西神教会)