2013年3月30日土曜日

【防災・減災教育】聖望学園スタディー・ツアー3・4日目20130329・30


 スタディー・ツアー三日目は、被災直後から支援を続けてきた海苔養殖の宮城県漁業協同組合宮戸西部支部を訪問。再開された海苔工場などを見学させていただきました。


 その後、 「幸せくるみ」を作っている石巻身体障害者「歩む会」代表者の方の仮設住宅のお宅を訪問し、障がい者の方の震災発生時からこれまでの体験についてのお話をお伺いしました。



 車中で、高校生の皆さんが握ったおにぎりに漁協でいただいた海苔を巻いておいしくお昼をいただいた後、仮設追波川河川団地集会所で昨夏に続いて二度目のお茶っこサロンを体験しました。今回は、地元毛呂山(もろやま)音頭を仮設の皆さんと一緒に踊るとうことで、仮設の方が事前に歓迎の手づくりポスターを用意していただきました。仮設の皆さんの手拍手の下、楽しく踊ることができました。
踊りの後は、名古屋と千葉から送っていただいたお菓子と三重県のお茶を飲みながら楽しい会話のひと時を過ごしました。
 お茶っこサロンの最後は、仮設の方のリクエストに応え、「ふるさと」を一緒に合唱。お土産に、高校生が持参した三大名茶の一つである狭山茶と日本福音ルーテル教会九州教区女性会から送っていただいた、障がい者作業で作られたお菓子と、お手紙をお渡しし会を閉じました。


 





お茶っこサロン後は、三反走仮設団地でのチラシ配りで三日目のプログラムを終え、夕食に前日いただいたわかめの味噌汁と高校生手造りの親子丼をいただいて、その日の疲れをいやしました。



スタディ・ツアーの最終日は、ふりかえりと分かち合い。 三日間にわたり体験したぞれぞれの学びについて、各自ふりかえり、その学びを参加者全員で分かち合いました。純粋な高校生の皆さんは、被災者の辛い思いに共感し、涙をながしながらの時となりました。スタッフもその涙に触れ、マンネリ化しつつある気持ちも新たにされました。
 全プログラム終了後、お世話になった仙台教会を全員で掃除。自分のネームプレートを参加者ボードに張って、お土産に前日訪問した歩む会の「幸せくるみ」を購入。そして、最後に全員で記念写真をパチリ、家路に着きました。今回の学びが、今後の震災発生時に生かされるよう祈りながら高校生の皆さんの後ろ姿を見送りました。(野口)