2013年11月22日金曜日

【現地報告】避難訓練 20131121

 スタッフ(田)が住んでいる石巻の地区で避難訓練があったので、初めてドキドキしながら近所のささえあいセンター(仮設住宅の支援拠点のひとつ)に行ってきました。

大人の参加を見込んで夜に行われ、30人弱の方が来ていました。訓練と書いてあったので体を動かすのかなと思っていましたが、有名な陸前高田の避難についてのDVD上映と、消防士さんからの避難についての解説でした。それでも充分勉強になりました。

 消防士さんのお話で記憶に残ったのは、「避難”勧告”より避難”指示”の方が、緊急度が高いこと」。さらに緊急度が高いのが避難命令です。

 また、消防士さんが教えてくれた「一般的な非常持出品の他に、あってよかったと思ったものリスト」も参考になりました。
・食料はそのままで食べられるもの。
・懐中電灯の電球をLEDにすると電池の持ちがとても良くなる。
・予備電池も必要。少し高いけど水電池は水を足せば切れないのでおすすめ。
・通帳のコピー。
・ビニル袋、衛生テープ
・生理用品。
・給水バッグ。
・ドライブ用携帯トイレ。
・食品ラップ。
・常夜灯・懐中電灯・電球、3役1台のライト(みんな初めて見たので、会場からオーと歓声)。
・豆炭あんか、マッチ(毛布をかぶせたら1日暖かいそうです)。
・ハイパワー加熱セット(水で食品を温める道具)。
・放射線カウンター(やはり女川が気になるそうです。消防士さん曰く「自分の身は自分で守る」)。
 これらのものは、全て近くのホームセンターで買えるそうです。

 帰りはアルファ米と保存水をお土産にもらいました。参加者の特典です。
 地域の人と顔を合わせて知り合いになっておくことが、いざという時に役立ってくれると思います。特に一人暮らしですと「あの人どうなった?」と気にかけてくれる人が近所にいるかどうかが重要だと思えました。

 今年は中国地方、伊豆大島など、国内・海外でも災害が多い年のように思えます。宮城もまだ余震・微震がけっこうありますし、備えをしっかりしたいと思います。(田)