2013年11月2日土曜日

【防災・減災】スタディツアー第4弾 ―名取・石巻編― 1日目 20131102

定例のスタディツアー第4弾は、11/2~4の三連休に開催しました。

今回も熊本や神戸、名古屋、新潟など各地から参加者がありました。

ツアー初日の11/2は、お昼に仙台教会に集合し、1時間ほどスケジュールの確認などのオリエンテーションと被災地の現状等についてスタッフSから説明がありました。

13:30に仙台教会を出発し、仙台沿岸部を通りながら名取市閖上へ。

今回は初めて名取市の閖上地区で活動している「閖上の記憶」という団体の語り部ガイドからお話を聞きました。

「閖上の記憶」
http://e-stageone.org/%E3%80%8C%E9%96%96%E4%B8%8A%E3%81%AE%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%80%8D%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99

事務所と資料館となっているプレハブに入ると、語り部の方が迎えてくださり、閖上地区の地図や震災時の映像などを見せながら閖上での津波被害について説明してくれました。




今回わたしたちのガイドをしてくれた方は、丹野祐子さん。
丹野さんは当時中学一年生だった息子さんを津波で亡くしたそうです。
→新聞記事:http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/list/CK2012091102100006.html

プレハブの中には、子どもたちの心のケアとして子どもたちが作った閖上地域のジオラマも置かれており、それらを見たあと、歩いてすぐ近くにある閖上中学校に向かいました。



ここには震災で亡くなった生徒の慰霊碑が遺族会によって建てられており、その隣には写真にあるような言葉が書かれた机が置かれていました。





それからガイドさんも一緒に車に乗って、閖上のまちを案内してもらい、地域が一望できる日和山などにも立ち寄りました。


起きたことを忘れようと自分の中に閉じ込めるのではなく、向き合い乗り越えようとしているその姿に、参加者それぞれ感じるものがあったようです。

2時間ほどガイドを受けた後、仮設商店街の閖上さいかい市場へ。




帰りに仙台市若林市の荒浜に立ち寄りました。


(佐藤)