2011年5月14日土曜日

「現地入りして一ヶ月がたちました」スタッフ 遠藤さんより

ルーテルとなりびとにつながってくださる皆様へ

現地スタッフの遠藤です。
今まで活動のご報告が出来ず、申し訳ありませんでした。
宮城県に入ってから513日でちょうど一ヶ月となりました。
ルーテルとなりびとのボランティアさんや牧師先生方と共に無我夢中で走りぬけた1ヶ月でした。

最初の約3週間は県の災害ボランティアセンター(以下、ボラセン)に派遣され、各地のボラセンの運営のお手伝いをさせていただいておりました。
ボラセンは、全国・世界中から集うボランティアをコーディネイトする重要な役割を担っています。
ボランティアコーディネーションについて実地で学びつつ、現場(石巻、東松島、亘理)に派遣され、特にボランティアバスパックという団体ボランティアグループの方々の受け入れと地域清掃のお手伝いをさせていただきました。

現在は、ボラセンでの活動を通してつながりが強まりつつある石巻に滞在し、物資が行き渡っていない地域を訪問して「生活のお困りごと」の御用聞きをしながら、長期的な支援活動に向けての調査・準備を行っております。
少しずつではありますが、避難生活をなさっている障がいをお持ちの方々も訪問させていただいております。

「救援活動」と銘打ってはありますが、実際には食事をさせていただいたり、道案内をしていただいたり、地元の方々を紹介いただいたりと、私のほうが石巻の皆さんから助けていただいている状況です。
また、日本基督教団・石巻栄光教会のご好意により教会に宿泊させていただきながら活動を続けています。

たくさんの方々のご支援とお祈りなしには乗り切ることの出来なかった1ヶ月でした。
この場を借りて御礼申し上げたいと思います。

震災から2ヶ月が経過し、緊急的な支援から、きめ細かい個人個人のニーズに合わせた
支援が必要な段階に移ってきました。ご支援いただいている皆様の気持ちを丁寧に現地にお届けする活動が展開できるよう準備を進めてまいります。

遠藤 優子
ルーテル教会救援
現地スタッフ