ゴールデンウィーク中にとなりびとチームに入れていただき、ボランティアスタッフでヘドロかきの作業をしました。自分にできることを、と同じ様な思いで、全国各地から年齢もばらばらで職業も異なった方々が10名前後いて、共に生活をし、共に働き、共に祈る日々でした。
被災地を実際に見て、そして現地で作業をしていて沢山のことを感じましたが、一番心に残ったことは人と人の『絆』です。まだ数日、もしくは数時間しか知らないとなりびとの仲間の信頼と助け合い、ボランティア作業に伺った地元の家主さん、そしてご近所さんたちとの交わり、よそ者の私たちを温かく受け入れてくれた心遣い。あるお宅では作業後に豚汁までご用意していただき、温かいもてなしに感謝の気持ちでいっぱいでした。人と人の絆は、努力だけでは築けないでしょう。与えられた衣食住の生活必需品は大分行き渡ってきたようので、今後の課題としては地元の人たちがどのように自立して社会生活を立ちなおしていくことだと思います。
誰かに頼っている状況は、最初はとても感謝ですが、その内地元の方々にとっては負担になることも多いのでないでしょうか。助ける側と助けられる側の枠を超えて、地元の人たちに寄り添い、必要なものを補っていかれる絆がきっとこの先復興に繋がるように思います。本当の復興に向けて、私たちが各地で、そして現地で何ができるかをこれからも考えていきたいです。
最後に、仙台ルーテル教会、となりびとスタッフの皆様、日本福音ルーテルの方々、本当にお世話になりました!一緒にヘドロ隊で作業したヘドロ隊員のみなさま、またどこかでお会いできることを楽しみにしています!