夜出発し、仮眠をとって80枚の畳を二階に搬入し、その日のうちに帰ってくる。出発当日にボランティア保険に加入し、寝袋を買いに行きというような状態で、足を引っ張らずにお手伝いができるかと少々不安はあったものの、行けるときにやれる範囲でという思いで参加させていただきました。
わずかな時間でしたが、やはり現地に入らせていただけたことを通じて、自分の目で見て、直に聞いたり触れたりして感じることができてよかったです。今はずっしりとしたひと塊のようになっているこの体験を、反芻しつつ自分なりに消化しようとしているところです。
避難所の前で、幼稚園くらいの子供から中学生くらいの子までが、7,8人で楽しそうにボール遊びをしていた様子が晴れ渡った青空とともに印象深く心に刻まれました。お互いを思いやり、大切にしていることがちょっとしたボールのやりとりのなかに感じられました。
現地スタッフの佐藤さんが、避難所の方々に対して、本当に謙遜に、また身を低くして接し、話しをされておられるのに感銘しました。ボランティアはこれからも続けていきたいと思います。「ルーテルとなりびと」の働きに加えていただけましたことを感謝します。
神学生 岡村博雅