2011年7月29日金曜日

[ボラレポ]花々も復興への力(ボランティアバス)

もう一度現地の皆様にお会いできる機会を与えられ、第三回ポランテイアバスツアーに参加いたしましました。
となりびとセンター(仙台教会)に宿泊、祈りとわかちあいで現地のスタッフ皆さんのご苦労を惑じました。

近くの銭湯でさつぱりし明日の作業に備え、十字架に見守られ就寝。
翌朝6時に起床(男性3名は5時出発、公民館の清掃)し、用意された炊きたてご飯を各自缶詰と共に携え、懐かしい海苔工場へ向かいました。

元気な皆さんの笑顛に迎えられ、清掃、草取りそして集会室の障子張り。京都の聖公会神学校ウイリアムス寮の先生と神学生10名(女性2名)の方々と共同作業、楽しく粛々とと行ないました。何より嬉しかったことは所長のせっちやんから工場再開のめどがついたよと力強い報告が間かれたことです。



作業終了後、被災された皆さんが復興の決意と感謝のバーベキュー大会を開かれ、新鮮な鮪や鯨の刺身、沢山の美味しい山海の幸をご馳走になりました。浦島太郎のようでした。

途中ホテルの立ちより湯に入り、聖公会の皆禄と裸のつきあいもできました。
被災したすみちやんの家に寝袋を敷き宿泊。温もりのある白木の内装、最新のバリアフリー、センサー設置施設も軒下まで冠水、壁や窓の損傷が痛々しく、窓や床下は未修復です。

蚊の襲来に、私は、袋を被ってしのぎました。翌朝は全滅した月浜(例年美しい海水浴場で賑わう)の小高い山で海を眺めながら朝の礼拝、被災された漁師(民宿経営)の山田さんより、瓦礫撒去作業のさなか、町の再建自体が許可されるかどうかの厳しい現状をうかがいました。
炎天下すみちやんの家にて花壇に土を施し私達は僅かな時間でしたが、古代エジプトで労慟したユダヤの民の過酷さを想像しました。
厳しい現実と向き合いつつ着実に復興の努力がなされていることが感じられました。

最初に援助のため被災地に入られた組織や部隊の方々、そしてルーテルの先遣隊として現地に赴かれ、汚泥や悪臭、寒さのなかを一生懸命作業されてボランティア活動への先鞭をつけてくださった牧師先生方に心から敬意を評させていただきます。
孤立した島へ瓦礫を片づけ、造られた道を再生めざして大型ダンブカーが逞しく行き交っていました。

婦人が帆立養殖のための稚貝の種付け準備をされ、土台だけになった無人の庭に薔薇が咲き、土手には可憐な撫子や向日葵が目につきました。

イカ焼き、 かに汁を振舞って下さった直売場の優しいお姉さん。明るく逞しい地元の方々が「ル一テルさん」と信頼し親しんで下さることを感謝し、これからも厚く、末永い支援が必要だと感じました。

立野先生、私達に被災地の現状を見せてくださり、様々なことに心をくだいてくださりありがとうございました。
まだまだ末整備で信号のない危険な道路を安全にバスを運転されたドライバーの鶴見さんに感謝いたします。全員が安心してこのこの活動ができました。

神様の御心が速やかに働かれ、 召された沢山の皆様が主の御許にて平安な寝むりにつかれますことを、 選ばれ生かされている皆様が今を大切に生き抜いていかれますようにせつにせつに願い、祈ります。主に惑謝いたします。

ボランティア 村上雅江(板橋教会)