2011年10月31日月曜日

宗教改革主日礼拝20111030

  今日は、宗教改革主日礼拝でした。「ルーテル支援センターとなりびと」の拠点となっている仙台教会では、再び救援活動に派遣された伊藤牧師をはじめ、J3としての働きのために9月に日本にいらっしゃった4名のみなさん、遠藤さんや、新しく救援活動にたずさわることとなったみなさんと共に礼拝をまもることができました。神様に感謝いたします。

 これから寒くなります。伊藤先生には、無理をなさらないようにお願いします。佐藤さんや遠藤さんも同じですね。1110日には現地スタッフ会議があると聞いています。ルーテル学院大学の働きにも期待しています。市川先生、よろしくお願いします。渡邊先生や青田先生はもとより、救援活動コーディネーターとして働く立野先生など、良い協働がなされることを祈っています。

 このブログの左上に、「ルーテル支援センターとなりびと」は日本福音ルーテル仙台教会内にあります。との表記があります。「となりびと」の活動は教会の業です。日々の活動が祈りを以てなされ、祈りのうちに、聖霊の働きを確認することができるように、「ルーテル支援センターとなりびと」の活動を行うスタッフ全員が、神の御前に謙虚になりましょう。そのために、教会を整え、日曜日は礼拝で共に神に向かい、礼拝後は、主にある豊かな交わりを行いたいと思います。今後もよろしくお願いします。

 添付した写真は、一枚が礼拝後に撮影したものです。もう一枚は、数日前に職場の会議室から撮影したものです。JR仙石線の高架が見えますが、その向こうあたりまで水が来たそうです。上部に仙台港の一部が見えます。海に近かったのですね。

 職場では、今でも、学生たちが、あの日のことを話してくれます。仙台市の荒浜の学生は、水に浸かりながら小学校に逃げたそうです。その地域は集団移住に指定されているそうです。気仙沼の学生は、数日前に、浜ラインという地元の情報誌の写真集を見せてくれました。地元のみなさんが撮影した大震災の写真集です。これまで、購入した新聞社などの写真集と比較して、より迫るものがありました。学生は、1ページ毎に詳細に説明してくれました。顔には笑みを絶やさなかった、その学生も、高台に避難した際に、逃げ切れなかった人々のことを話したときは顔が強張り、言葉に詰まったものでした。せめて、話を聞くことが、わたしの務めかと思いました。

 わたしが舎監をしている大学寄宿舎に、12月にアパートの紹介をしに来る大学生協の方は、今年はアパートが満室だと知らせてくれました。寄宿舎も満室状態です。身の回りの多くに、大震災の陰が覆っています。どうぞ、被災地で悩む方々のためにお祈りください。

 末尾になりましたが、長く、ボランティア活動をしてくださった田中愛子さんが明日をもって、戻られることになりました。こころから感謝いたします。是非、また仙台に来てください。

 ルーテル救援活動のために祈ってくださるすべての方の上に、また、実際に活動をしてくだっている方の上に主の恵みが豊かにありますように。アーメン

長島慎二