2013年7月31日水曜日

【防災・減災教育】聖望学園ハイスクールYMCAスタディツアー①。20130728-30




今週の日曜日(7/28)から聖望学園ハイスクールYMCA部の1年生6名と先生、チャプレン、エジプトから帰国したNRKの信徒の方1名の計9名の方が、「となりびと」のスタディツアーに参加されました。
初日は埼玉から高速バスでの移動、二日目の午前中は鶴ケ谷教会の集会所をお借りして、Sチーフスタッフの講義を、午後からは仮設追波川河川団地集会所でのお茶っこサロンのボランティア活動にのぞみました。


 お茶っこサロンでは、地元宮城の方言を使った「おらほのラジオ体操」でからだをほくじた後、千代紙を使ったちぎり絵の葉書きづくりを、仮設に住む方々と一緒に、お話をしながら楽しくご覧の通り作りました。





 会の最後には、埼玉から持参したお菓子とお茶を飲みながら出来あがった葉書きひとつひとつを紹介し、お一人お一人との交流を深めました。
今回のお茶っこサロンには、仮設団地を毎日訪問されている支援員さんも一緒に参加され、ご覧通り、総勢30名の方が参加されました。


 お茶っこサロン後は、その仮設団地の方々が被災前に住まわれていた大川地区を訪問し、今回の震災の恐ろしさを体感しました。


 二日目の最後は、被災地の温泉で疲れを癒し、食事後、一日のふりかえりをして、就寝となりました。

 三日目は、東松島市の被災地を訪問した後、「となりびと」の支援先でもある、石巻市北上町でわかめ養殖をされている方を訪問し、震災の当日の様子や、その後の被災生活についてのお話を、手づくりの料理をいただきながらお聴きしました。



 午後からは、南三陸町で語り部をしている中高生中心のグループ「まずもって」の同じ高校一年生の方から、津波によってすべてを流された街を一望する高台で、震災当日の様子や避難所での想像を超えた生活についての生々しいお話をお聴きしました。

※「まずもって」関連記事:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130531-00000302-alterna-cul
http://minamisanriku-now.blogspot.jp/2013/04/blog-post_26.html





 その後、南三陸町の防災庁舎や石巻市の日和山、南浜町などの代表的な被災地を訪問し、教会に戻りました。


 教会では、お土産にいただいたわかめを感謝していただき、このスタディツアー全体のふりかえりを行い、翌日、「となりびと」を後にされました。
このひと夏の貴重な体験が埼玉に戻っても生かされますようお祈りしています。
8月19日からは、聖望学園ハイスクールYMCAの第二弾のグループが、8月24日には千葉の母子ホームの中高生がこのスタディツアーに参加される予定です。(野口)