2024年3月12日火曜日

震災13年を覚えて。20240311

                                      今日、東日本大震災発生から13年を迎えました。

被災地の方々のことを覚えてお祈りいたします。



2023年9月15日金曜日

20230809-12被災地訪問

 8月9日から12日まで、4年ぶりに被災地の訪問を行いました。

震災から12年目の夏を迎えた被災地には、様々なインフラが整備されています。

そのインフラの一つに三陸沿岸道路(仙台~八戸359km)があります。この道路は復興道路として2021年12月28日に全線が開通しました。

今回はこの道路を利用し、仙台から八戸まで「となりびと」での支援者の方々や各地に整備された震災関連施設等を訪問してきました。

3.11伝承ロードhttp://www.thr.mlit.go.jp/shinsaidensho/

初日は、中部国際空港から仙台空港を経由して、仙台のホテルで、仮設団地での支援をされたご夫妻と再会しました。

翌日は、石巻市の河北町の復興公営住宅をまず訪問しました。主に海沿いの長面や雄勝の方々が住まわれている住宅です。





「つるしびな」支援を行った方のお宅で、テーブル一杯の地元の旬の食べ物をいただきました。復興公営住宅での生活も順調なようで、近くには、訪問日の翌日、セブンイレブンが開店しました。

その後、地元の支援者ご夫婦のお宅に向かいました。

その途中の山々には風力発電施設がご覧の通り整備されていました。



その後、ご夫婦の案内で今回の震災で最も多くの方が天に召された南浜の国営祈念公園https://ishinomakiminamihama-park.jp/を訪問しました。





この施設では、被災地の方々の様々なお話を聴くことができるようになっています。

施設の中で石巻の支援者の方から一冊の絵本を紹介していただきました。その絵本の名は「おさとうやま」。この名は、東松島市野蒜(のびる)地区の「おさとうやま」として地域内外に親しまれる里山のことです。この山は震災の12年前、地元の佐藤善文さんが購入し、いつ来るかも不明な災害に備えて整備された私設避難所です。震災前、周囲の人たちにとって、この避難所の整備は理解しにくいものでしたが、震災時の津波襲来時には70余人もの命を救いました。住民の命を救ったことで「佐藤山」の呼称に「御」が付き、国内外から多くの見学者が足を運ぶようになり、この絵本ができあがったのです。その佐藤さんのインタビュー映像を施設内で拝見しました。

その後、同じ南浜にある震災遺構「門脇小学校」https://www.ishinomakiikou.net/kadonowaki/を訪問しました。



この学校は震災時、津波後の火災で全焼した学校です。


体育館では被災した消防車等を見ることができます。


また、全焼した教室や震災当日の生々しいラジオ放送なども聴くことができます。




見学を終えて、休憩室に向かうと、なんと、そこで、震災時の気仙沼のとなりびとスタッフのパートナーの方(この方にも花壇プロジェクトでお世話になりました)に偶然お会いし、その方の紹介で震災当日の小学校の校長先生にもお会いすることができました。

その後、日和山山頂に向かう途中、日和幼稚園通園バス園児の慰霊碑https://www.311hiyori.com/で祈りを捧げ、




日和山山頂から市内全体の復興状況を確認し














そして、旧北上川沿いに新設されたご覧の「いしのまき元気市場」ttps://genki-ishinomaki.com/の食堂で地元の新鮮な海鮮丼や牡蠣の蒸し焼きをご馳走になりました。





「となりびと」で支援して牡蠣養殖の方々も震災前と同様に立派な牡蠣を養殖され、復興を成し遂げられています。

翌日は、多くの子どもたちが天に召された大川小学校https://www.ishinomakiikou.net/okawa/を訪問しました。














ドキュメンタリー映画『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』

https://ikiru-okawafilm.com/

その後、わかめ養殖の支援の方のお宅を訪問し、街の中心の大半が喪失した南三陸町を訪問しました。








あの防災庁舎を中心に祈念公園https://m311m.jp/が整備されていました。








その後、南三陸町と同様に、町の中心を失った、奇跡の一本松の陸前高田市の岩手県の国営祈念公園https://takatamatsubara-park.com/を訪問しました。
 














この日は、震災後にできた大船渡温泉に宿泊。






ホテルでは、震災の津波にも負けず花を咲かせた、地元の椿を使った椿茶https://www.sagar.jp/が復興のお土産として販売されています。

翌日は、復興道路を北上し、途中の道の駅(復興商店街)を回りながら、震災遺構たろう観光ホテルhttps://www.city.miyako.iwate.jp/kanko/miyako_tarokankouhotel.html






そして、震災後、整備された巨大な防波堤に囲まれた田老漁港へ
















途中にはNHKの朝ドラ「あまちゃん」で有名になった三陸鉄道の駅もありました。



今回の被災地訪問の初日、私は中部国際空港で


そして、最後の日、青森でダブルレインボー、二重の虹に出会いました。




それは、私にとって「神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める」希望のしるしとなりました。

「わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める。」(創9:13~16)